同一労働・同一賃金法ができてから、私たちも結構会社訪問して
チェックを入れてもらうよう啓発して歩きました。
とにかく正規職員と非正規職員の「賃金」に違いがあるか
チェックをしてみましょう。
同じ業務に従事していてもきっと金額に違いがあると思います。
それには御社なりの考えがあって差があるでしょう?
御社なりのその理由をはっきりさせてみましょう。
例えば責任に違いはないですか?
例えばパートさんに残業をお願いするのは常態ですか?
どなたか欠勤が出た場合とか限られた残業ではないですか?
例えば転勤の有無とか如何ですか?
そんな質問を繰り返すと、「通勤手当は半額なんよ」
「理由は時間が短いから」
「お隣どおしの場所から一人は正職員、
もう一人は非正規職員の場合も半額?」
「勤務時間が短くても同じ場所から通勤したら
同じ額の費用が掛かるのでは?それって不合理ではない?」
「パートさんはご近所の人しか雇用しないんよ」等々、
色々な現実があぶりだされます。
とにかく「聞かれたら、御社の倫理によるその理由ははっきり
説明しましょう」
まずは違いを明確に整理する、
その作業は結構時間を要しエネルギーが必要でした。
今日の労働新聞には
「監督官の増員をして、指導の実効性を為実態把握を進める」
との事。
そういえば、あれから違いを明確にするところから、
「不合理の是正」へ進んだかしら?
記事を読んで思い起こされたことでした。
とにかく社会保険労務士の仕事は忙しいです。
その割にはお客様にはまだまだ労務管理への意識が
高まっていないかも!