たんぽぽのモットーは「寄り添う形のお役立ち」です。
今日、入社1年の社員に同行して話したのは「どのように寄り添う?」です。
「育児介護支援プラン導入支援事業がありますよ。内容はこういう制度です。」これで「寄り添ったことになるか?」です。
私だったら、「まず会社の状況把握から入るよ。」
「若い女性社員が6人おられるんですね。既婚者ですか?独身ですか?」
「えー、新婚さんですか。えー、もう妊娠されたんですか。」
「継続して勤務できるよう、会社も協力が必要ですね。」
「仕事と家庭の両立支援プランナーをご存じですか?復帰支援プランの作り方を無料で支援してくれますよ。申し込みしましょうか?」
お客様が望んでいるのは「必要な知識」と「だから、当社はどうすれば良いか」です。
例えば、残業が少ない会社に、「法改正がありました。いろいろ厳しくなって、時間外と休日労働を合計して月100時間以上になると法違反になりますよ。」
こういう情報はあまりありがたさを感じないし、だって残業が少ないんだもん。
「だから残業が少ない当社に何をしなさいという事か」になるでしょ。
やはり会社の実態を把握しながら、法改正をザラリ説明だけで済ませるよ。
「36協定が結ばれていなかったら、残業指示もできません。残業があるなら協定書をチェックしましょう。」に変更するよ。
「寄り添うお役立ち」って言葉は簡単ですが、結構むつかしいものですね。
2021年09月17日
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